毎年、苗を植える前に行っていた土壌消毒は、
良い菌も、悪い菌も、一気にリセットしてしまう。
ほんとうにその必要ってあるの？
あたりまえを疑ってみた。
菌をすべて取り除かなくても、土の環境を良くする方法はないだろうか。

消毒ではなく、安全な肥料のチカラで、
土の菌のバランスを整えることはできないだろうか。
手間はとてもかかる。
米ぬかや微生物などの有機物をまぜて、
60日かけて発酵させ、やっと完成する手作り肥料。
寒い寒い、御代田の冬の真っ只中から、メロンづくりは始まっています。

生きている植物にとって水は生命線。
与えすぎてもストレスがかかる。
こまめな水分補給をするために、水分量を管理できるIOTシステムを導入。
植物が、欲しい分だけを与えられるようになりました

農薬の役割は、２つあります。
植物を、土の中の悪い菌から守ることと、
悪い虫から守ること。
しかし、植物自身も大きなダメージを受けています。
農薬の量を6割減らし、
植物が持っている力を最大限に発揮できるような環境を作りました。